日本生まれの使いやすい業務用食品容器

日本は世界随一のモノづくり大国と称されています。いろんなアイテムを生み出しては、世界で標準的に使われるものが基本です。携帯電話やテレビゲーム機、さらにはエアコンや冷蔵庫もすべてメイドイン・ジャパンです。家電だけでなく日用品も同様で、そのなかには弁当箱も含まれています。

ここでは簡単に、業務用として編み出された食品容器について、解説をしていきましょう。まず業務用の食品容器というと、多くの方がプラスチック製の食品容器をイメージされることでしょう。白米を入れるスペースから、おかずを小分けにできる色んな仕切りを設けている器です。これは1970年に国内の食器メーカーが開発・製造をしたもので、東京五輪の選手村で最初に利用をされました。

それまではお皿に料理を盛り付けることになるので、うまく盛り付けができない調理員が多くしました。配膳をして食べやすいスタイルにするにはどうしたらいいのかと考えた結果、区切りを設けるのが理想的だとわかったわけです。業務用でプラスチックを採用されている理由、それは大量生産を可能としているからです。工場でプレス機を用いて大量に作るため、樹脂の一種であるプラスチックは安価で取扱いやすいものとなります。

業務用は基本的には使い捨てなので、原価は10円程度です。食品容器としては非常にお安く、陶器製のお皿や丼などを導入するよりもコストパフォーマンスに優れている逸品であることがわかります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です