業務用のガラス容器には様々な種類がありますが、ジャムや蜂蜜といった食品を入れたり、インテリアにしたりいろいろな用途に用いられています。再利用しやすい、環境への負担が少ない、長期保存に向いているためで、特に食料品を入れる容器として重宝されています。気体や水蒸気の透過性がなく長期間の保存に向いている、酸に触れても変質しにくい、高温でもその強度が変化しないためであり、温度によって体積が増減しないことも理由のひとつです。この他にもガラスの特性として、高温になるほど柔らかくなる性質があります。

そのため成形しやすく、温度を調整することで業務用に様々な形に加工できます。また透明度が高いので、色や形など中になにが入っているのかを確認することができます。これはガラスの成分が可視光線を吸収しないためで、人の目には透明に映ります。中身の状態を目で確認するためあえて色をつけていないものが多いですが、中には色が付いているガラス容器もあります。

これはそのままでは紫外線の影響を受けて中身が変質するためためで、エッセンシャルオイルなどの香料は茶色や青色といった遮光性の高い色をつけたガラス容器に保存することで中の品質を一定に保ちます。業務用のガラス容器の特徴として衛生的なことがいえます。耐熱ガラスであれば、使用後に煮沸消毒することで再利用できます。これはプラスチック容器ではできないことで、ガラス容器が自然劣化せず錆びることがないためできることです。