日本から約2000キロメートル離れた位置にあるウクライナでは、西洋料理の元祖と言われる食べ物がユネスコ文化遺産に登録をされました。それはボルシチというスープ料理で、約1万年前に作られたものです。羊の肉からとった出汁で仕上げる料理で、ジャガイモやニンジン・カボチャなどの野菜を入れてじっくりと煮込みます。極東の寒い地域であるため、このお料理は人々の身体を温めるのにもよく、滋養強壮に優れている点もユネスコが注目をしました。
日本では専門店でしか味わうことができず、一般の方では食べたことがないというケースも多いことでしょう。簡単にここで、業務用ボルシチを味わえるレシピをご紹介します。用意をするのは業務用ガラス容器で、このなかに材料を入れて煮込むだけです。材料は羊の肉が良いのですが、ない場合はシカ・ヤギ肉でも代用が可能。
どちらもネット通販で買いもとめることができ、1キログラムで1000円程度です。業務用なので10人前以上を作ることを見込み、ガラス容器は20リットルサイズの円筒形を買うことになります。まずしっかりと塩を揉み込んだ肉をガラス容器のなかに入れて、10時間煮込んでおきましょう。出汁をとるのが目的なので、そのあとは肉は処分をします。
もしももったいないと思うのであれば、パンに挟んで軽食や賄いにしてもいいものです。あとは野菜を入れて煮込み、1日程度で本場の味であるものを手にして店頭で出すことが可能。